プロフィール

小倉 朋子

フードプロデューサー。
朝から晩まで「食」。 事業提案、メニュー企画、 食育、健康ほか伝統から 最新まで多角的に食を提案。 食文化と食事作法主体の食 の総合教室「食輝塾」主宰。

著書、執筆多数
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   http://totalfood.jp/

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外食とは。食品偽装と名店の関係

ミシュラン星2つの麻布十番のドリュフご飯で超有名店が
食品偽装を文春に書かれました。
店名は、今日は控えます。

トリュフが、イタリアでもフランスでもなく中国産だったとか?
真偽は現在は未確定。


消費者立場と店立場の両面から書きます。


私の著書に「外食は素材だけでなくて料理を食べるもの」と書きましたが、
客側の料理店へ期待する“料理”の何?
これも食品偽装の要因になりえると感じます。

上記等の有名店であれば、客は

「トリュフはイタリアのどの地域?フランスはどこ?」
は聞いても、

「中国産?それともイタリア産?」
なんて聞き方はゼッタイしてきません。

のっけから中国産はおそらく視野に入れずにいる。


店へのハードルを無意識にガンガン上げていくのは客側だったりして。

「いいえ、中国産です」

と堂々と答える店は小気味いいね。


さらに、客もその返事に、がっかりなんてしない。


「ほんとに、さすがですね、上手におだしを効かせておいしく作られますね。
素材をそれ以上に引き出す、さすがプロだわ」

くらいのほめ言葉をのせたいものです。

その程度はないと、グルメを気取るのは恥ずかしいし、
大人の食べ方といえそうもありません。
と思うのです。


どこどこ産地

にこだわりすぎて、産地を食べに来ている節が、昨今あり。


メニュー開発の生業をしていて、つぶさに感じざるを得ない。

外食は、本来は、素材だけを食べるのではなく、技と情熱を食べに行くものであります。断言。

だから「外食」するのよ。(もちろん、素材は大切です)


店側も、二つに大別してみる。


1)メディアに出るような有名店になりたい
2)世に知られなくてもいい、有名店にこだわらない

もしも店が、1)を目指すなら、

多くの客やメディアが多々期待し、想像して、質問して、イメージを作っていくことを
想定して覚悟しておかないといけない、と思います。

いかなる店にしていくのか?
“プロ”としての優先順位は確保せねばなりません。


飯田橋厚生年金病院の向かいに、程よい割烹があり、その店は、大ぶりの松茸を出します。

「中国産なんです」

料理長自ら、カミングアウト(笑)

気持ちの良いお店です。


飲食店はこのご時世、原価率との戦いであったりもする現状。
偽装を誘引せざるを得ない諸々も実際はある。
もちろん、だからって規範は外してはいけない。
ゼッタイに。

そこで自身の柱を揺らがないよう、価値観は多種多様に分かれるはずです。

そことのところ、そろそろ客側も感じつつ、おいしいお店を楽しむ時期ではないでしょうか?