食品ロス(食べられるものを食べずに廃棄すること)の事情を先月の食輝塾でお話しました。外食、メーカー、卸産業、小売り、家庭に大別してお話したのですが、家庭の食品ロスの理由のトップ、皆様何だと思われますか?
「食べ残し」「買いすぎ」
との声が多いのですが、実は圧倒的に「余剰処理」なのだそうです(国民調査調べ)。
皮を厚くむいたり、食べられる個所が食べられると思えないで捨てる…。
背景として(ここから先は小倉朋子の私見です)
調理方法、料理がわからない、
食材の使い方、特性がわからない、
モラルの問題意識…などが顕著に見えるのですが、その年代分けすると、若年層より、高齢者に多いデータとなっています。これも意外かもしれませんが、無駄なく食材を使い切るということは、手先のこまかな注意力や丁寧な下処理や、手間暇がかかり、面倒になってはできないのです。
私たちが、生きる上で私たちの人生の命を大事にすると同じように、同レベルで食べるものを大事にするには、当たり前のかすかな思いやりと努力が求められるのです。
食品ロスの数値ひとつ見ても日本の将来は大丈夫か?と感じざるを得ない、全てのデータはそのデータだけに留まらず、背後でツーッと統一した一本化が見えるものです。今の政治や経済情勢とも同じ背景があると思います。
しかし一方で、私は商品開発やメニュー開発を生業として、遣り甲斐ともち仕事をしている。ロスを軽減させる提案は、原価率低減やメーカーの協力にもなり得る場合があり、それが自分の達成感の一つになることもある。







